SHATNER of WONDER

◆「シャトナー of ワンダー」の冒険、6作目へ。

「シャトナー of ワンダー」は、演劇の宇宙を冒険し続ける演出家・西田シャトナーが、自作戯曲を上演するプロジェクトです。大いなる自然や空想物語に触れた時に感じられるという不思議な感覚「センス・オブ・ワンダー」から名づけられました。新作にこだわらず、その時西田シャトナーが最も世に送り出したい作品を作ってゆきます。
#6となります今作は、ゴッホという名のセミが自然の摂理に挑む純愛物語『遠い夏のゴッホ』です。
この作品は、2013年に俳優・松山ケンイチ氏の初舞台作品として西田シャトナーが書きおろし、セミが主人公であるという大胆な設定が、企画発表当初から話題を呼びました。そして、上演が始まるや、その異色な設定からは想像もつかない美しい物語が感動を呼び、絶賛を浴びることとなりました。
昆虫マニアである西田シャトナーによる昆虫の生態を知り尽くした描写と、容赦のないストーリー構築がぎっしり詰まった一作です。
「演劇に再演は存在しない。すべては『上演の続き』だ」と考える西田シャトナーの信念どおり、今回も、2013年の上演から地続きで考え続けたすべてを投入。当初3時間あった物語を2時間に凝縮し、アートワークもよりシンプルに練り上げ、若手俳優の旗手のひとり安西慎太郎を主人公・ゴッホに迎えます。
まるで昆虫が脱皮するように新しく変化し成長を遂げる、2017年『遠い夏のゴッホ』にご期待ください。

◆西田シャトナーより

『遠い夏のゴッホ』は、長く温めていたアイディアを、松山ケンイチさんという冒険を愛する俳優さんが「やりたい」と言ってくださったおかげで実現できた作品です。今また、安西慎太郎さんという、世界の不思議を解する柔らかい感性をもった俳優さんと共にこの作品に取り組むことができる機会をいただけたことを、とても感謝しています。
自分だけがやりたいと思っても上演できないのが芝居です。そして、自分だけはやりたいと思い続けなければ上演できないのもまた芝居です。その両方があって、またこの機会にたどりつきました。
この作品は、変化についての物語であり、同時に変化しないことについての物語です。私たちの体を構成する物質は、新陳代謝によって毎日どんどん入れ替わります。私たちをとりまく世界も、常に移動し季節や時代が進み変化してゆきます。それでも私たちは、毎日自分を自分だと認識し、同じ世界に住み続けていると感じています。不思議さと不安定さの中に、なぜだか確かなものが同時にあるのです。
卵から幼虫へ、幼虫から成虫へと姿をメタモルフォーゼさせてゆくセミのゴッホの気持ちをたどりながら、その確かなものを感じる冒険の旅に出てみようと思います。
感謝をしながら、一生懸命とりくみます。ご期待ください。

◆西田シャトナー プロフィール

1965年大阪生 作家・演出家・俳優・折り紙作家。 大胆な演出アイディアとパワフルな肉体表現で独創的な演劇作品を作り続ける演出家として活動する一方、折り紙作家としても長く活動を続けている。
1990年に大学生時代の友人と結成した劇団『惑星ピスタチオ』は、独自の演劇表現が注目を集めて動員2万人に達し、俳優・佐々木蔵之介、演劇プロデューサー・登紀子らを輩出した(2000年に解散)。
近年の作品には、松山ケンイチの舞台初主演作品『遠い夏のゴッホ』(2013年)、チェコの古典的戯曲を自ら翻訳・演出した『R.U.R.ロボット』(K.チャペック)(2014年)、ラグビーの試合を見事に舞台上に再現した『ALL OUT !! THE STAGE』(2017年)などがある。2.5次元演劇の潮流の立役者となった舞台『弱虫ペダル』シリーズ(2012年~)は、自転車レースを再現した演劇手法が評価を得て、2017年にフランスで行われるJAPAN EXIPOでステージイベントを行うことが決定している。
2014年、西田自身のオリジナル作品を上演するプロジェクト、「SHATNER of WONDER」を始動。必ずしも新作にこだわらず、その時もっとも世に送り出したい作品を丁寧にじっくり作るというコンセプトで上演を続ける。

西田シャトナー公式サイト http://n-shatner.com
西田シャトナーブログ http://blog.livedoor.jp/nishidashatner/


◆主な受賞歴

・パルテノン多摩演劇祭グランプリ(93年)
・第1回日本映画エンジェル大賞(02年)
・佐藤佐吉演劇賞優秀脚本賞(05年)
・名古屋演劇博覧会「HighschoolMeeting賞」「ちくさ座賞」(07年)
・一人芝居フェス「Fight Alone 4th」優勝(14年)


◆主な演劇作品

『破壊ランナー』(惑星ピスタチオ、SHATNER of WONDER など 1993~)
『ロボ・ロボ』(惑星ピスタチオ、SHATNER of WONDER など 1995~)
『銀河英雄伝説・第一章帝国編』(キティフィルム 2011年)
舞台『弱虫ペダル』シリーズ(マーベラス 2012年~)
『遠い夏のゴッホ』(ホリプロ 2013年)
『R.U.R.ロボット』(鳥の劇場 2014年)
『熱闘!! 飛龍小学校☆パワード』(ジョー&マリプロジェクト 2016年)


◆折り紙作品展

09年 個展『22.5°の宇宙』開催(墨田区街見世プロジェクト)
10年 カフェ展『22.5°の宇宙Ⅱ』(六本木カフェ・フランジパニ)
折り紙展『折』(東京国際フォーラムアートショップ)
折り紙フォト&エッセイアプリ発売 http://amazingorigami.com/
12年 作品展『22.5°の世界Ⅲ』(荒川区111ギャラリー)
13年 作品展『22.5度の世界』(福島県 諸橋近代美術館)

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